真崎空さん (1期生)
鹿児島大学医学部医学科卒業
現在の職業:昭南病院勤務(糖尿病専門医)
私は今、内科医として勤務しており、鹿児島を主として他に山形と北海道で働いています。勤務地に共通しているのは、どれも医療過疎、医師不足の地ということ。鹿児島では人口約28万人が住む大隅半島で病院常勤の糖尿病専門医は私だけで、主に糖尿病など生活習慣病の診療にあたっています。必要とされる場所で仕事をしようと思っていたら、ご縁もあってなぜか全国を飛び回る形になっていました。早朝や夜間の移動が多く、40歳を過ぎた体には堪えることもありますが、元々乗り物は好きでしたし、それぞれの地で必要としてくれている(気がしているだけかもしれませんが)患者さんの存在が何よりの励みになっています。医師と一言で言っても、役割や働き方は様々です。手術をして劇的に患者さんの命を救うといったことはありませんが、患者さんと対話を重ね、気付きを与え、逆に気付きをいただく、そして健康に人生を全うする手助けができることを目標にしています。
公文国際学園は、幼少期から公文式を学習していたこともあって、ちょうど1期生として入学する年に学園が開校すると聞き、これから真っ白なキャンバスを自分たちで多彩な色に染めていくような気持ちと期待を胸に受験しました。私は中等部では吹奏楽部に、高等部では数学部に身を置き、生徒会長を務めさせていただいたこともありました。寮生活の中で、友だち、後輩、時には先生方と議論を尽くし、互いの立場を尊重することを覚えました。学生ゆえに幾ばくかの制約はありながらも、基本的に学園の生活は「自由」でした。ともすれば自由を身勝手と履き違えてしまいそうな思春期に、自由とは責任そのものであることを年月をかけて学びました。学園生活の中で表現祭(文化祭)、体育祭、修学旅行など数々のイベントも良い思い出ではありますが、こういった行事を運営するためには個人の役割が大きく、誰かがしてくれるのではなく、自分たちで何もかもしないといけなかった環境にあったことで、必要とされることの重要性と喜びを知ることになり、こういった様々な経験が今の私の礎になっているように思います。