2月10日に東京大学物性研究所の餅田円先生を講師としてお越しいただいて、チョコレートの結晶型の違いによる性質の違いを体験するプログラム「チョコレイト・サイエンス」を実施しました。
チョコレートは、ココアバターの結晶の特性によって、噛んだ時のパキッというスナップ性、口に含んだ後の滑らかな口どけが作りだされます。溶かしたチョコレートをそのまま型に入れて冷やし固める「単純冷却」と、25-26°Cに冷やして31-32°Cに再び温めてから冷やし固める「テンパリング」の2種類を作り分け、それぞれのチョコレートを観察・試食しました。そして特徴をグラフにプロットし、結果をシェア、冷却方法の違いによる結晶型の違い、見た目やスナップ性、口溶けの違いを体験しました。
参加者からは「チョコの食感について詳しく知ることができた」「チョコの世界は思ったより広くてびっくりしました!」「化学のそれなりの知識があってこそ、より興味深い講座でした」などの感想がありました。