豊かな読解力、思考力、表現力を養いながら「言葉を大切にする」生徒を育てていきたいと考えます。講義形式の授業だけでなく、韻文の実作や古典暗唱や朗読、漢字検定など、さまざまな取り組みを導入し、扱う教材の特性に配慮しながら「考える」「読む」「聞く」「書く」「話す」という態度を育てていきます。
授業を通して、基礎・基本を大切にし、生徒自らが考え、自らの文化を創造し、異文化を理解・受容していく土台作りを行っていきます。
数学を学ぶことは、深く論理的に考える力を養い、物事の関連を見つめ、そこからさまざまな着想や発想ができることにつながります。そのためには、与えられたものの中から、数字や事実、条件づけなど、考えるもととなる資料を的確に把握し、処理する能力が必要です。
中1から、生徒の学力に応じた少人数・グレード別の授業を導入し、生徒の主体性を重んじ、個々の能力や関心、希望する進路に対応した授業展開を行っていきます。
また、学習姿勢や能力をつけるため、中1・2では、授業だけでなく、放課後教室で行う公文式学習の数学などで、基礎力と自学自習力の育成を図ります。
本学園には、さまざまな英語キャリアを持つ生徒が集まります。そこで中1から入学前の英語の学習状況に応じて、少人数多展開授業を行い、効率よく英語力を伸ばせるよう配慮しています。初めて英語を学ぶ生徒には、無理なく楽しく英語を学べるように、帰国生など高い英語力を持つ生徒には、その力をさらに伸ばすように、日本人教員と5人のネイティブ教員が協力し「読む」「聞く」「書く」「話す」能力がバランス良く身につくよう授業を行っています。
単なる知識習得を中心とした授業ではなく、みんなで疑問点を検討、解決するグループ学習や探究学習、また時には教室を飛び出して地図を片手に周辺の実地調査を行うフィールドワークなど、楽しく学ぶためにさまざまな工夫を行っています。希望者には地理的・歴史的価値の高い場所に行って直接学ぶ社会科巡検を毎年数回実施しています。
授業を通じて,現代社会のしくみ、世界の風土や環境・文化、過去のさまざまな時代を懸命に生き抜いた人たちのことを学び、自らの生き方をしっかりと考える人間になってほしいと考えています。
中等部では、自然界の多様性やメカニズムの面白さに気づき、科学的な興味を持ってもらうことに主眼においています。そのため実験・観察の機会を多くし、見て、触れて、実体験できる授業を大切にしています。
高等部ではさらに高度となる内容を踏まえ、各生徒の興味・関心に応じて選択科目を幅広く対応できるカリキュラムを組み、生徒の主体的な取り組みをうながしていきます。また、毎年、先端科学実験教室を実施しています。