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2016年度の模擬国連について(3)

2017.6.13

MUNK・MUNK International会議を終えて、存在感を発揮するリーダー的国々が注目される一方で、“最後まで発言ができない。”または“思うように力を発揮することなく終わってしまった。”という、どの模擬国連にもいえる共通の課題が今会議でも浮かび上がった。これらの要因をしっかりと検証して、来年度に向けて実行委員たちの見解を確認しつつ改善を図るとする。
参加生徒の感想には“自分自身ではなく国の立場で考える事の難しさを実感した。” “事前にもっと準備しておけばよかった。” “いろいろな視点で学ぶことができた。” “参加者がテーマに対して各々強く意見を持っている中、自分の意見も出すことができたことに達成感を感じている。” “他人の意見を聞いて対話するのはとても重要な力。こういう場で力をつけて、将来に役立てていきたい。”などがあった。
模擬国連は、生徒一人一人が世界各国の大使の立場に立って、会議に参加する。他国との積極的な話し合いや交渉のためには、事前にテーマについての充分な下調べを行うことが重要となる。自分に割り当てられた国の現状と立場を研究するなかで、生徒たちはテーマに対する理解を深め、自国のスタンスを確認し、決議案草案を提出して当日に臨む。最後に、MUNK担当教員は、「これから世界で活躍をしていく生徒たちには、実際に世界で起こっている問題について気付いてほしい。そして時には対立し、衝突しながらも、協議をすることを通じて、一つの良い世界を目指していくという民主主義の営みを学んでほしい」とこの活動にかける期待を語った。

2017年度のMUNKは2018年2月11日(日)に、MUNK internationalは2018年3月18日(日)に、それぞれ公文国際学園で、議題は「難民問題」で行う予定である。また、実行委員たちが後進を育てる「モギモギ国連」(模擬の摸擬)も随時開催予定である。
※公文国際学園模擬国連“Model United Nations of Kumon”=MUNK(通称ムンク)